白野週報

Molière a du génie et Christian était beau.

2023-01-01から1年間の記事一覧

今日も得るものなし

スマホで下書きをして、それを編集して公開する形式にすればブログもやりやすかろうと思ったが、スマホを新しくしてしまったのでそれどころではなかった。古いスマートフォンは2018年製なのでかれこれ満四年は使っている。なので、去年か一昨年にAndroidの日…

本当にきつかった話

ずっと調べてきたテーマについて出版で先を越されたショックで、週の後半はほぼ死に体で過ごしていた。どうでもいいが私は今この瞬間まで死に体の読みを「しにたい」と知らず「しにてい」と読んでいた。いい年をして恥ずかしいが、口に出して死に体と発話し…

卒業ソングとは言い難い『卒業』(1985)

最近、尾崎豊夫人による暴露記事を読んだ。いかに尾崎豊が滅茶苦茶な人間だったかということが痛切なトーンで回顧されている。その心中察するに余りあるところだが、尾崎が人間的にはかなり破綻していたということは尾崎のファンならずとも音楽史、特にソニ…

地獄の季節

先々週は「3/11当日に不平不満しか出てこない私的な文書を公にするのはどうなのか」と思って更新を見送った。震災によって特に不利益を被ることのなかった私でさえ、干支一周分の歳月が経過した今でもそういう気分になる。 「春というか、年度末は人間が狂う…

今日はひどく体が重かった。残っている仕事を早めに片付けようと思っていたが、それどころではない。気分転換のために散歩に出てみたが、行きはともかく帰りは苦労した。そもそも散歩自体この三年間でたいていのところは行き尽くしてしまったので新鮮味がな…

ロートルへの片道切符

最近の学生はMS officeを使わずにgoogle spreadsheetやgoogle documentで作業をするらしい。直接学生に聞いた話ではないので真偽は知らないが、officeが割高であるし買い切りから年額を支払うサブスクリプション方式への転換を推し進めているので学生が敬遠…

参考にしたい文章

最近、内山節『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社、2007)を読んだ。歴史哲学の話(平たく言えば迷信の存在と衰退を心性史的な観点から読み直すことが主題になっている)なので核心に入るとさすがに多少骨が折れるが、新書なのでかなり平易…

データベースの進歩

コロナ禍の好影響と言うべきか、ここ最近になって国会図書館デジタルデータベースの利便性が飛躍的に向上した。自宅から見られるデジタル資料が飛躍的に増え、(おそらく)ほとんどの資料が全文検索に対応しているため特定のキーワードについて網羅的に調べる…

胃カメラ体験についてのメモ

怠惰の虫に取りつかれてしまい、読み物の習作どころか日記をつけるのも面倒くさいという情けない体たらく。忙しくてなにも書かないのと面倒で書かないのは意味が違うので、先日胃カメラを呑んだ時のことを書くことにする。 先日、胃痛で消化器内科を受診した…

「熱演」型の絶叫芸

先日見物した芝居の幕開き、若手俳優の出の台詞があまりにも棒読みなのに驚いた。若手の研究公演というのは得てしてどこかしら不味いところはあり、そういうものも承知で見るべきものと心得ているので大根であることは別に構わない*1。ただ、御曹司として大…

おいしいプロテインは存在しない。

コロナ以来、スポーツジムを退会してしまったので猛烈な勢いで体力が低下している。数年前にいよいよベンチプレス100kgも現実味を帯びてきたという姿も一昔。夢だ夢だと嘆いてみても当時の記録をどこかにやってしまって実際のところ何kgまで上げていたの…