白野週報

Molière a du génie et Christian était beau.

昨日のこと

 昨晩はあまりに疲れていたのか電気をつけたままいつの間にか眠っていた。今は大丈夫だが、おそらく午後から眠くなってくるに違いない。

 昨日、日本橋の某テーラーにブレザーを仕立てに行った。ところどころ物言いに引っ掛かりを感じるテーラーだったが腕はおそらく確かだろうと思う。パターンオーダーなのであまり形は選べないが、その中である程度カスタマイズをしてくれるので、既製品で見繕うよりは気に入るものが出来るのではないかと思う。なにより同程度の仕上がりの既製品よりも安く済むところもうれしい。

 ここまで書いて、自分のいいたいことが原稿用紙一枚分にもならないあたりに、もう自分はあまりやる気がないのではないかということを実感させられる。今日も今から書類の印刷だのなんだのをやりにいかないといけないので気が重い。

 先日、考えを文章化するのはそれなりに訓練がいると書いている人がいたが実に的を射た意見であると思う。ブログですら、こんなに書けなくなってしまうのだから。

 

ただ一切は過ぎていきます

 気が付いたら年度が変わっていた。相変わらず土日に休めないのでブログが一番優先順位を下げられている。そもそも仕事仕事で仕事以外のことをほぼ考えず、仕事以外について考えたことはみんなTwitterに垂れ流してしまうからブログまで辿り着けない。そして仕事のことは油断するとすぐ守秘義務に抵触するので書けるわけもない。

 生まれて初めて自転車を買ったこと、ソーラー電波クロノグラフ時計を新調したこと、痩せ過ぎて春先のパンツが不足していることなど、書く題材はあるが、なんだか買い物をしたことをブログに書くのも気が引ける。

 痩せ過ぎたとは書いたが、年度末のアレコレの打ち上げやら新年会―正しくは新年度会か―が立て込んでまた太ってきているのだから始末に終えない。

 

レッスンの催促

 土日は休日返上で仕事なので大変に疲れた。正確には、まだ折り返しにもなっていないのにもう疲れたと言うべきだろうか。

 早朝に出て今から帰るので、さっきから執拗にDuolingoのレッスン未達通知が届く。Duolingoのレッスンの如き五分あれば終わりはするので別に今からやればよいだけの話なのだが、「こっちは朝から暴れてるのに労いもなしか」と八つ当たりのような気持ちになる。

 Duolingoの英語レッスンは中1の学習課程をスピーキング中心に細かく振り返るような内容なので、ある程度の語学力があれば物足りなくなる水準だろうと思う(大して英語のできない僕ですら物足りなく感じる)。ただ、世の中の教材は基礎を疎かにして難しいことばかりやらせたがるので、これぐらい簡単なことを丁寧にやるのは貴重だと思う。もっとも、文法や語法の解説はあまりなく「そういうもの」として体に覚え込ませる形式なので受験勉強などの役には立つまい。ただ、遊び感覚で基礎英語を反復できるというのは面白いと思うし、有意義でもあろう。

 ステマみたいになってきたので今日はここでやめておく。

余暇なき子レミ

 仕事に行き詰まっているので、最近ほとんど休みがない。ひどいときには一日の出来事がおぼろげにしか思い出せないこともある。おかげで、ブログを書こうと思ってもいよいよ書けることがない。仕事の話はしないようにしているので。

 忙しいのを理由にして、楽しみにしていたアニメ『僕ヤバ』も人気沸騰の『バーンブレイバーン』も観ていない。前者は内容自体は知っているとして、後者は作品の根幹に関わるネタバレが副流煙のごとく流れてくる。

 アランはかつて「人は本当に欲しいものなら死物狂いで手に入れようとする」と言うような意味のことを書いていた。 『ブレイバーン』をネタバレなしで観るというのは、忙しい忙しいと騒いでも別に不可能な話ではないわけで、あるいは私は死にものぐるいでまでは『ブレイバーン』を欲していないのかもしれない。

 自分自身のことをこう考えるのはいいが、ネタバレ自衛を必須の義務みたいに扱う風潮に乗って他人を批難しているのをみるのはあまりいい気分ではない。

ラーメン店の有線放送

 職場近くのラーメン店は、いわゆる二郎インスパイアの一系列で、ファンもそれなりに多いらしい。私も不健康なものが食べたいときには利用している。なんといっても、もやしとキャベツで言い訳が立つところがいい。噂によると、実は二郎系と家系なら家系のほうが野菜とライスの差で健康に悪いらしいが本当だろうか。たとえそうだったとしても、どんぐりの背比べではないかと思うのだが。

 そのラーメン店、行くといつも決まった有線放送を掛けているらしく、私もだいたいいつも決まった時間に出向くので毎度同じ曲が流れている。

 爆風スランプ初期の名曲『噂になりたい』あたりは店の雰囲気というか、不健康ラーメンを食べているという「気分」にマッチしていてよい。だが、毎回ガロの『学生街の喫茶店』がかかるのは気が滅入る。「学生で賑やかなこの店の」というフレーズのあたりで、学生時代に友だちと昼飯を食べに出かけていた昔のことを思い出す。ガロではないが「あのときの歌」はもう聴こえない。みんな遠くへ行ってしまった。これでユニコーンの『素晴らしい日々』でも流れて来た日にはきっと、早退せざるを得ないほど打ちのめされることであろう。

 今週はすっかり調子を崩してしまってなにも特筆するような出来事がなかった。今日もやったことと言えば靴磨きぐらいなもので、テレビゲームで遊ぼうとも思ったが目も頭も疲れて上手く遊べなかった。子どもの頃「ゲームを早く卒業しろ」と散々言われたことを思い出す。これで本当に、望む望まないにかかわらず、次第次第にゲームで遊べなくなっていくのだろうか。そうだとしたら悲しいことだ。