白野週報

Molière a du génie et Christian était beau.

似ていると言われた人のこと

 最近、痩せて顔が変わったからか立て続けにさまぁ~ずの大竹一樹に似ていると言われた。そのことを上司との雑談中に話したところ「似ていない」 と返された。思い返せば、これまで顔の作りをいろいろな人物に例えられ、概ね言い出しっぺ以外納得しないということが多々あった。似ていると言われた人を思い出せる限り箇条書きにすると以下の通りになる(いずれも敬称略) 。

 

大竹一樹(さまぁーず)

吉岡秀隆

中井貴一

山里亮太(南海キャンディーズ)

ウディ・アレン

ダニエル・ラドクリフ

ピーポくん

 

 書き出してみても、共通点があるのかないのか今ひとつ判然としない。人類の顔を四つぐらいのパターンに類型化した場合に同じ枠に入るのかもしれないと思わなくもないが、それは「似ている」と言うのだろうか?それに、ピーポくんだけは明らかに系統からして違っているような気がする(そもそも人でない) 。

 このうちもっとも頻繁に言われたのが大竹一樹で、古い友だちの中には私のことを「オオタケ」と 呼ぶ人が何人がいる。ピーポくんは高校二年生の、かなり肥満して際立って下膨れしていた時期に言われていた。「似ている芸能人」の話題が出たときに一番ウケがいいのが「高校時代ピーポくんに似ていると言われていた」くだりなので、便利に使わせてもらっている。逆に、ウディ・アレンに似ていると言われた話はウケが悪く、その話を披露した際には自称していたわけでもないのに友人連に袋叩きにされた。おそらく、ダニエル・ラドクリフに似ていると言われた話も同じようなリアクションになるだろう。

 余談だが、芸能人に顔を例えるのが喜ばれるとは限らない。大学の後輩に有村架純似の女の子がいたが、そのことを指摘されるや「私は有村架純の下位互換にしかなれない」と嘆いていた。その心持ちをメンドーだと切り捨てるのは容易い。いくら周りが好ましいことと思っていても、本人にとって好ましくないのであれば、それは尊重されてよいはずである。