白野週報

Molière a du génie et Christian était beau.

Twitterはできてブログができない。

 先週は俳優座劇場で『美しきものの伝説』を鑑賞していたためブログを書く時間がなかった。「週に一本何でもいいから書け。できれば筋道立てた論理的な文書を書け」というつもりでブログを開設したのであるから、そもそも夜遅くなると分かっている日は昼間にでもなにかしら書けばよいのだ。そうでなくとも、忙しくてどうしようもないという時のためにある程度書き貯めておけば万事解決するわけで、それをしないというのは私の怠惰な人間性が漏れ出てしまっていると言っても過言ではあるまい。もっとも私はブログで生計を立てているわけではない、単に日記となにかしらの習作をweb公開しているだけの一市民なのであるから優先度がどうしても低くなることは否めない。

 しかしその点Twitterはいくらでもできる。隙間時間さえあればいくらでもできる。先ほども「私はバーの〆にはX-Y-Zを頼んでいた…」という、おそらくこの世の誰一人として興味のないような話を延々としてしまった。別にTwitterは有意義な話をしないといけないスペースではない(有意義なツイートは形容矛盾?)のでそれで構わないのだが、そういうどうだっていい話は好きなだけできる。翻ってブログになると自説の開陳のような(自分にとって)意味のあることがなかなか書けないのみならず、こういうどうだっていい日記文も書いていて骨が折れる。ツイートに慣らされた男の末路なのかもしれない。それにしても自分がここまで怠惰であると思い知らされつくづく嫌になる。