白野週報

Molière a du génie et Christian était beau.

「絶好調を100とするなら」

 先週の土曜から足掛け一週間、殺人的な忙しさだった。あるいは私が常人より弱っているのか、それはわからない。絶好調を100とするなら今の私のコンディションは30から20の間といったところだろうか。金曜の朝からややしばらくめまいが続き、職場で外面を維持するのに失敗した。今日は目まいが取れたので安心していたのだが、さきほど『フィットボクシング』のデイリーエクササイズ「軽め」で目を回してぶっ倒れそうになった。あまり無理なことをするものではない。

 今回のタイトルは『HUNTER×HUNTER』からの引用で「絶好調を100とするなら40…いや35ってとこか」「…ま 泣きごと言っても始まらん」「ノヴが折れた今オレしかいない…!!」と続く。発言者のモラウというキャラクターはここから鬼神のごとき活躍を見せたのでこの台詞が印象に残っている人も多いのではないだろうか。

 この絶好調を100として35というのは絶不調とまでは言わなくともかなりのバッドコンディションだろうということは想像に難くない。それを押して自分の仕事を全うするところが実にかっこいい。考えてみれば我々だって、年間を通じて絶好調までコンディションを高められる機会はまれで、私などこの二年間好調を維持できたこともまれという始末。60から40のコンディションを行ったり来たりしているといった調子だ。自分の調子のことは無視して目の前のことをやるというのは案外しんどい。だからこそモラウのようなキャラクターは一種の理想像として印象に残るのだろう。是非とも、自分も泣き言を言わず励むことのできる人間でありたいものだ。